曾根崎心中(文楽)
文楽・曾根崎心中をみてきました。
近松門左衛門の世話浄瑠璃第一作といわれてる
代表的な心中物(しんぢゅうもの)のひとつ。
歌舞伎などでも上演されてます。 吉田蓑助のお初、(吉田玉男の徳兵衛が名コンビだったそうですが、)
今回は 桐竹勘十郎の徳兵衛、と の名場面 !
お初が独り事のように死の覚悟を、 縁の下 の徳兵衛に問いかける。
女の足首を自分の喉にあてて、縁の下でそれに答える。
そして いよいよ道行(みちゆき)です。
♪この世の名残、夜も名残。
死にに行く身をたとふればあだしが原の道の霜。♪
梅田の橋を渡って曾根崎の天神の森にむかいます。
橋を渡るまで お初は先に進み徳兵衛を引っ張るような感じです。
一緒に死ねる嬉しさでいっぱいという感じです。
(この場面は、先日、歌舞伎の坂田藤十郎さんが言ってました。
‘以前は徳兵衛が前を歩いてた’ と~。
文楽も歌舞伎もその時代に合った演出が取り入れられてますのね。)
白無垢のお初、死にゆく二人の最後が美しく描きだされてます。
↑ 吉田蓑助文化功労者顕彰記念でありました。
昨年十一月に 大相撲の元大鵬さん も同じ 文化功労者 に選ばれてます。
わたしは 文化勲章がふさわしいとおもいました。
初日でした。 ↑
ラベル: 劇場
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム