Baroqueの優雅な昼下り

2009年10月18日日曜日

国宝 那智瀧図

新・根津美術館展 新創記念特別展 国宝那智瀧図と自然の造形 にいってきました。国宝那智瀧図をみるために新・根津美術館にいってきました。那智瀧図をみるのは、わたしは3回目です。(教科書などの写真や印刷物をのぞきます。)







この絵は 傷みがひどく、剥落の危険があったため ほとんど公開される事がなかった。約2年かけての修理が完成したのは平成三年でした。



平成3年11月でした。



展覧会は、昭和の修理が完成しましてのでその御披露ということでした。



いわば昭和の修復完成記念の御披露展でした。(開館50周年記念展でもありました。)


こういった古美術の修復にはふたとおりの方法があるそうです。ひとつは、まったく初期の状態にまで修復加筆してしまう。もうひとつは修復の時の状態にまでもっていき、できるだけ加筆など後世のつくりものは残さない方法だそうです。昭和の修理‘那智瀧図’は二つ目の方法を選択したそうです。考えに考えを重ねた上での修理だったそうです。後補部分でオリジナルを損なっていると判断される部分をすべて取り去ったそうです。その結果作品の雰囲気はそのままに細部がはっきりと見えるいい状態になったという事です。根津美術館で御披露があるとの情報を得た時は興奮した。しっかり日にちを確認して南青山の根津邸を訪問しました。この絵はわたしの一番すきな絵のひとつです。

 ↓ は、そのとき買った図録の ごあいさつ です。







この展覧会の時は ‘陽明文庫・春日鹿曼陀羅図’ も公開されました。



                   ♪



その後、平成13年になるのでしょうか(年月は、あいまいです。)なにかの記念でやはり那智瀧図が公開されました。おおぜいで楽しくいきました。2回目でした。



                  ♪



修復後、3回目:今回・平成21年の公開です。美術館の建物の新創だそうです。(浅い知識ですが、‘新創’という言葉は?????) 新・根津美術館 おめでとうがざいます。



実は、個人的に今回は3回目という事もあるでしょうか、期待しすぎて、そのわりには拝見しながらの感動が湧き上がってきませんでした。秘すれば花。秘すれど花。(???)



平成3年のあの感動は いまいずこ~♪



ああ青春は、りんごのもとにみえしとき~♪

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